前場に注目すべき3つのポイント~世界株安への警戒、過剰反応後は押し目買い意欲の強さを意識
2015年7月6日 08:25
*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~世界株安への警戒、過剰反応後は押し目買い意欲の強さを意識
6日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:世界株安への警戒、過剰反応後は押し目買い意欲の強さを意識
■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し
■前場の注目材料:「明治日本の産業革命遺産」、世界遺産に登録決定
■世界株安への警戒、過剰反応後は押し目買い意欲の強さを意識
6日の東京市場は波乱の展開になりそうだ。ギリシャで、財政緊縮策の受け入れを争点に行われた国民投票は、緊縮策に反対が6割を超え、チプラス首相は勝利を宣言した。ギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びたとの見方から、為替市場ではドル・円が一時1ドル121円85銭、ユーロ・円は1ユーロ133円84銭辺りまで円高に振れていた。シカゴ日経225先物は時間外で400円を超える下げとなるなか、幅広い銘柄に売りが先行することになろう。
過剰に反応しやすいのが今の日本株市場の特徴でもあり、まずは売り一巡後の底堅さのほか、日経平均の2万円処でのボトム意識を見極めたいところ。また、ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は、7日にユーロ圏首脳会議を開催するよう求めていると報じられており、今後のギリシャと債権団との協議を見守る格好になろう。
国内では7&IHD<3382>、ファーストリテ<9983>など小売企業の決算が続くほか、米企業の決算シーズンに入る。そのため、業績等を手掛かりとした個別物色の流れが強まりそうだ。また、テーマ性のある銘柄等で好業績が確認されてくるようだと、インバウンド関連といったテーマ全体へ期待感が波及しやすいとみられる。
その他、「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録決定したほか、メコン流域5カ国が、日本にインフラ整備協力要望と伝えられている。訪日外国人増加を背景に地方空港などの設備増強なども伝えられるなか、関連銘柄への物色が意識される。なお、中国の大手証券会社21社が急落している上海の株式相場を下支えするため、合計1200億元(約2.4兆円)の資金を出してETF(上場投資信託)に投資する異例の対策を発表した。下げ止まりがみられるかが注目する。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き10万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り570万株、買い560万株、差し引き10万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
6月29日(月):40万株の売り越し
6月30日(火):780万株の買い越し
7月 1日(水):690万株の買い越し
7月 2日(木):1040万株の買い越し
7月 3日(金):240万株の買い越し
■前場の注目材料
・ギリシャ国民投票は財政緊縮策を拒否、チプラス首相が勝利宣言
・「明治日本の産業革命遺産」、世界遺産に登録決定
・訪日外国人増加、地方空港などの税関職員増員へ
・パナソニック<6752>、水素製造装置に参入
☆前場のイベントスケジュール
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