楽天、C2C型旅行体験予約サービスサイト運営のVoyaginに出資

2015年7月2日 14:07

 楽天は2日、旅行先の旅行体験(アクティビティー)企画を個人間で取引できるウェブサイト「Voyagin(ボヤジン)」を運営するシンガポールのVoyagin Pte. Ltd.の株式の過半数を取得したと発表した。楽天は、この出資を通じて、成長著しい東南アジアを中心とした訪日外国人向け事業を強化していく方針。

 Voyagin社は、現地の魅力を紹介したい個人(ホスト)が旅行体験を企画し、旅行者(ゲスト)に販売できるC2C型のアクティビティー予約サービス「Voyagin」を運営している。同社は、このサービスを英語、日本語、中国語で展開しており、アジアを中心とした50以上の国と地域において、現地の文化体験や隠れスポットへのツアーなど約1,700の旅行企画を提供している。

 ここ最近の円安や格安航空会社(LCC)を中心とした国際線の新規就航や増便、東南アジアにおけるビザ要件の緩和や、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えた日本政府の「観光立国」プロジェクトなどを背景に、今後も訪日外国人数の増加が期待されている。

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