概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、経済成長率見通し悪化に伴い

2015年6月9日 09:17


*09:17JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、経済成長率見通し悪化に伴い
【ブラジル】ボベスパ指数 52809.64 -0.31%
8日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比163.74ポイント安(-0.31%)の52809.64で取引を終えた。53324.57から52809.64まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは30、値下がりは34、変わらず2であった。


8日発表の中国の5月貿易統計で、輸出、輸入が引き続き前年比マイナスになったこと、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.30%(前回-1.27%)、インフレ見通しが8.46%(前回8.39%)に悪化したことで、売りが優勢になった。NY原油先物が反落したことも、売りにつながった。

【ロシア】MICEX指数 1646.89 -0.31%
8日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前日比5.18ポイント安()の1646.89で取引を終了した。1668.46から1642.20まで下落した。

8日に閉幕したG7サミットの首脳宣言に、ウクライナ停戦不履行でロシア制裁継続が明記され、メルケル独首相が「状況が必要とするならば、制裁を強化する用意」、オバマ米大統領も「G7はロシアに関して追加制裁を導入する準備」と述べたことが、ロシア株の売り圧力になった。また、中国の5月輸入が前年比大きく落ち込んだことや、ブレント原油先物が反落したことも、売りにつながった。

【インド】SENSEX指数 26523.09 -0.92%
8日のインドSENSEX指数は続落。前日比245.40ポイント安(-0.92%)の26523.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.87%(70.55ポイント)安の8044.15で取引を終えた。

買いが先行した後は売りに押され、その後も安値圏でもみ合った。米雇用統計の結果を受けて早期利上げ観測が再び台頭していることが、インドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。国内では、追加の利下げ期待が後退していることや、インド国債利回りの上昇などが引き続き警戒された。

【中国本土】上海総合指数 5131.88 +2.17%
8日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比108.79ポイント高(+2.17%)の5131.88ポイントと3日続伸した。指数は約7年5カ月ぶりの高値を切り上げる。

利食い売りをこなし買われる展開。朝方は高値警戒感による売りが散見されたものの、中盤からプラスに転じた。資金流入や政策に対する期待感が相場を押し上げている。また、取引時間中に公表された5月貿易統計で、輸出が予想(4.4%減)と4月実績(6.4%減)よりも良い2.5%減に改善したことも追い風となった。《NH》

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