金融株主導の相場展開への期待感/ランチタイムコメント
2015年4月21日 12:11
*12:11JST 金融株主導の相場展開への期待感
日経平均は大幅に反発。177.40円高の19811.89円(出来高概算12億3000万株)で前場の取引を終えている。中国の景気刺激策を好感した欧米市場の流れを受けて、買い先行で始まった。19700円を回復して始まった日経平均は、その後も銀行株などの強い動きが支援材料となり、じりじりと上げ幅を広げる展開から19800円を回復して前場の取引を終えている。
セクターでは東証33業種全てが上昇しており、その他金融、保険、銀行など金融セクターのほか、ゴム製品、電力ガス、化学、輸送用機器、サービス、医薬品などの強さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が軟調な半面、ファナック<6954>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>、京セラ<6971>、東エレク<8035>などが強い。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が全体の6割を占めている。
金融株の強い値動きが続いており、TOPIXは年初来高値を更新してきている。三菱UFJ<8306>が連日で年初来高値を更新するなか、2月の相場上昇局面と同様の金融株主導の相場展開への期待感も強まりやすい。国内外の機関投資家のほか、短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。日経平均が2万円回復でいったん達成感が意識されているなか、TOPIX主導による上昇への意識も強まりやすい。
一方、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>は戻り待ちの売り圧力というよりも、商いが減少傾向にあるため、上昇基調が強まりづらい。また、ファーストリテ<9983>は調整含みでの推移となり、25日線レベルでの攻防に。同線を割り込んでくるようだと、日経平均の戻りの鈍さが嫌気されてくる可能性がある。(村瀬智一)《FA》