米国株見通し:もみあいか、利食い売りに押される可能性

2015年4月17日 19:49


*19:52JST 米国株見通し:もみあいか、利食い売りに押される可能性
 17日の米国株はもみあいか。利食い売りに押される可能性がある。16日のNY市場は下落。15日に急上昇した原油相場が朝方反落したほか、週間新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことで売りが先行。複数の連邦準備理事会(FRB)高官が講演で年内の利上げに懐疑的な意見を示したことで一旦上昇に転じたものの、引けにかけては再び下落に転じた。ダウ平均は6.84ドル安の18105.77、ナスダックは3.23ポイント安の5007.79。


決算発表が本格化するなか、次第に模様眺めムードが強まりそうである。一昨日はインテル決算が材料視されたが、前日にはサンディスクの慎重な見通しが嫌気されていた。16日の時間外ではAMDが下落しており、半導体関連には売りが波及しやすい。

また、前日にはゴールドマン・サックス・グループの1-3月期は予想以上の増収増益だったほか、シティグループは減収ながらも予想以上の増益、ブラックロックは予想を上回る増益だった。しかし、好材料への反応が限られており、利益
確定の流れに向かいやすい。経済指標では3月消費者物価指数、4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報、3月景気先行指標総合指数が有力な手掛かり材料となりそうだ。

目先におけるNYダウの下値目処は18000ドル近辺、上値目処は18200ドル近辺か。《FA》

関連記事

最新記事