前場に注目すべき3つのポイント~強弱感が対立しやすい相場展開へ

2015年4月1日 08:35


*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~強弱感が対立しやすい相場展開へ

4月1日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:名実ともに新年度入りも強弱感が対立しやすい相場展開に
■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の買い越し
■前場の注目材料:大手銀行・生保の3月末株式含み益、18.1兆円に拡大

■名実ともに新年度入りも強弱感が対立しやすい相場展開に

☆日経225想定レンジ:上限19400円-下限19000円

1日の東京市場は強弱感が対立しやすい相場展開になりそうだ。3月31日の米国市場では、雇用統計など主要経済指標の発表が控えていることから利益確定の流れが優勢となり、NYダウは200ドル超の下落となった。一方でシカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の19220円と底堅い展開であった。

前日の日経平均は大引けにかけてプログラム売りから下げ幅を拡大させており、約400円幅の大陰線となっている。下値支持線として意識されている25日線までの調整であり、この支持線を割り込んでくるようだと、利益確定の売りが強まる可能性がある。一方で、名実ともに新年度相場入りとなるため、同線での底堅さが意識されてくるようだと、年金資金流入などへの期待からリバウンドが意識されよう。新年度入りに伴うお化粧買い(配当落ち分の再投資)への思惑なども働こう。

なお、日銀は3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)の予測値の平均はプラス14。前回の昨年12月短観(プラス12)から向上するとみられている。予想通りの結果となれば、設備投資関連などへの手掛かり材料になろう。ただし、日銀は調査対象企業を5年ぶりに見直しており、12月短観から814社増え、1万1126社に増えている。大企業では差は出ないとみられるが、中小の設備投資額などがぶれる可能性がありそう。

物色の流れとしては年金資金を背景に主力株が中心になると考えられる。しかし、日経平均の25日線からの下振れとなるようだと、逃げ足の速い資金とはみられるが、ミクシィ<2121>など中小型株にシフトしやすい。また、名実ともに新年度相場入りとなる中、改めて成長戦略などの政策期待も高まりやすく、特に政策に関連したテーマ銘柄などには短期筋の資金流入が意識されそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き180万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り980万株、買い1160万株、差し引き180万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

3月25日(水):10万株の売り越し
3月26日(木):150万株の買い越し
3月27日(金):560万株の売り越し
3月30日(月):380万株の売り越し
3月31日(火):280万株の買い越し

■前場の注目材料

・大手銀行・生保の3月末株式含み益、18.1兆円に拡大
・花王<4452>とライオン<4912>、7&IHD<3382>向け専用製品を発売
・原発再稼働へビッグデータや無人ヘリなど新技術導入

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 日銀短観3月調査概要(予想:大企業製造業DIは14、非製造業DIは17)

<海外>

10:00 中国・3月製造業PMI(予想:49.7、2月:49.9)
10:00 中国・3月非製造業PMI(2月:53.9)
10:45 中国・3月HSBC製造業PMI改定値(予想:49.3、速報:49.2)《KO》

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