中国は「独自のインターネット技術」の輸出を狙っている?
2015年2月27日 16:34
あるAnonymous Coward 曰く、 中国のインターネットでは検閲や規制が多く行われていることが有名だが、中国がこのような検閲・規制技術を今後海外に輸出していくのでは、という話が出ている(ASCII.jp)。
中国の検閲・規制はつまるところは政府に対する批判の押さえ込みという目的のために行われているわけだが、中国は以前にも「インターネットの国境を作るべき」「各国のネットの主権を尊重すべき」として、そのようなインターネット環境を認めるべきだと主張していた。今後中国が発展途上国に対し「中国式」のインターネット環境を提供していくことで、世界に対しこのような検閲付きのインターネット環境の存在を認めさせるという手段を取っていくのではないか、と記事では指摘されている。
中国だけでなく、政府への批判を封じ込めたいと思っている国は少なくないだろう。そういった国が今後中国に同調して「中国式」インターネットが増えていくことも考えられる。日本でもこういった動きが起きなければ良いのだが。
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