マツダ、ディーゼルノック音を最大10dB減らす世界初の技術を開発 「CX-3」に搭載へ
2015年2月21日 20:24
マツダは20日、ディーゼルエンジンのノック音を減らす世界初の技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を開発したと発表した。
同社では、ディーゼルエンジンの燃焼時に、エンジン内の部品であるコネクティングロッドが伸び縮みすることで、ピストンで振動が発生し、ノック音が発生すると突き止めたという。そこで、ピストンピンの空洞内に装着する振動吸収部品を開発した。その結果、発進時やゆっくりとした加速時などに車内で聞こえやすい3.5kHz付近の周波数のノック音を未搭載車に比べて最大10dB減らすことに成功したという。
同社では今後、本技術を発売予定の新型クロスオーバーSUV「CX-3」(日本仕様)の1.5Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D(スカイアクティブ ディー) 1.5」搭載車にオプションで用意するとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)