日立オートモティブシステムズ、戦略地域インドネシアに自動車機器システムの新工場を建設
2015年2月18日 11:14
日立オートモティブシステムズと、そのグループ会社でアジア地域統括会社の日立オートモティブシステムズアジアは17日、インドネシアで昨年11月に設立した日立オートモティブシステムズインドネシアの新工場の鍬入れ式を同日実施したと発表した。
日立オートモティブシステムズグループは、グローバルに自動車機器システム事業を拡大している。その事業戦略において、ワールドワイドで顧客ニーズへの即応をめざす「地産池消」を加速させており、ASEANで最も自動車販売台数の多いインドネシアについても製造拠点設立の検討を進めてきた。
インドネシアでは、世界第4位の人口を背景に自動車市場の拡大が期待される。2014年の販売台数は、二輪車が786万台、四輪車が121万台を記録し、自動車メーカーにとってますます重要な戦略地域となっている。日立オートモティブシステムズは、自動車メーカーへの現地でのサポートをより一層強化するため、インドネシアに新工場の建設を決定した。
日立オートモティブシステムズインドネシアは、日立オートモティブシステムズと日立オートモティブシステムズアジアに加え、ディアガンタラ・ミトラマハーディ社による資本参加により、現地における円滑な事業運営を推進していく。
日立オートモティブシステムズインドネシアは、自動車機器システムの製造工場を西ジャワ州ブカシ県内に設けられた工業団地グリーンランドインターナショナルインダストリアルセンター内の5万5,000平方メートルの敷地に建設し、2016年夏の稼動開始を目指すという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)