富士通SSL、パソコン1台から利用可能なクラウド型情報漏えい対策サービスを開始

2015年2月13日 12:25

 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は12日、パソコン1台から利用可能なクラウド型の「ディスク暗号化サービス」を2015年4月上旬に販売開始すると発表した。

 「ディスク暗号化サービス」は、ハードディスク暗号化ツールの提供をはじめ、緊急時の暗号化解除や日々の問い合わせ対応などパソコンの情報漏えい対策をトータルで支援する月額制のサービスである。パソコンの管理サーバは、富士通のパブリッククラウドサービスを活用し、富士通SSLで運用管理する。このサービスは必要な期間、必要な台数だけ契約可能な月額制で、最短3か月、パソコン1台から利用できる。

 同サービスでは、OSなどのシステム領域を含む全てのディスク領域を暗号化する。暗号化解除は同社ヘルプデスクのみ実施可能なため、万一パソコンが紛失・盗難にあった場合も、第三者によるデータの暗号化解除を阻止し、悪意のある情報搾取を防止する。

 また、富士通のパブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」を管理用サーバとして用いている。このため、ユーザー側でのサーバ設置が不要となり、運用管理の手間を軽減する。

 さらに、月額制のため、利用シーンにあわせた契約が可能だ。例えば「客先常駐でパソコンのセキュリティ規約上導入が必要なため、半年だけ利用したい」などの要望にも対応するという。ユーザー自身で暗号化ツールをパソコンにインストールするだけで、すぐに利用できる。

 参考価格は300ユーザーで月額32万4,000円~(税込)で、3年間で3億円の販売を目標としている。

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