セイコーソリューションズ、ASEAN地域での事業拡大でタイに新会社を設立

2015年1月15日 15:45

 セイコーソリューションズは15日、ASEAN地域での事業拡大を図るため、セイコーソリューションズ・タイランドを設立し、今月16日より営業を開始すると発表した。

 2013年度のASEAN地域への直接投資額が過去最高になるなど、近年、中国一極集中のリスク回避ニーズと物流サービス・輸送インフラの整備拡充により、海外生産拠点としてASEAN地域へ進出する日系企業が急増している。

 一方、ASEAN地域では、急激な経済成長による電力需給の切迫や環境問題が顕在化している。また、ASEAN地域における製造機能の中心的な役割を担うタイでは、労働力不足状態が続いており、これに伴う賃金上昇は現地企業にとって厳しい課題となっている。

 セイコーソリューションズは、これらの状況を踏まえ、タイ・バンコクに初の海外拠点となる現地法人セイコーソリューションズ・タイランドを新設。日本およびタイなどで多くの実績をもつ、エネルギー監視・制御ソリューション「グリーントーク」を主軸に、現地での販売・導入・運用サポート体制を強化。ASEAN地域の中でも日系製造企業が多く、電気料金の高いタイを当面のターゲットとし、順次、ASEAN地域へのビジネス拡大を図る。

 今後も同社は、日系企業のASEAN進出拡大を支援し、現地サポートの拡充と地域固有の課題解決に取り組んでいくという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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