日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は169円高、欧米株高を受けて17000円台を回復

2015年1月8日 09:34


*09:34JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は169円高、欧米株高を受けて17000円台を回復

【日経平均は169円高、欧米株高を受けて17000円台を回復】

9時33分現在の日経平均株価は、17054.69円(前日比+169.36円)で推移。日経平均は続伸して始まり、17000円台を回復している。原油相場の下げ一服や欧米株式市場が総じて上昇したことが買い安心感につながっている。シカゴ日経225先物清算値が17000円に乗せていたこともあり、これにサヤ寄せする格好。円相場は1ドル=119円台前半での推移に。

セクターでは、非鉄金属が2%を超える上昇。次世代蓄電池の生産コストを10分の1に引き下げる技術を開発したと報じられた住友電工<5802>が買い気配からのスタートに。そのほか、空運、海運、医薬品、倉庫・運輸、輸送用機器、鉄鋼、陸運、保険、食料品などが強い。売買代金上位では、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、三井住友<8316>、ミクシィ<2121>、ファーストリテ<9983>、マツダ<7261>、ファナック<6954>などが堅調。一方で、三菱地所<8802>、ソニー<6758>、KDDI<9433>、オリックス<8591>、池上通<6771>などが一服。

【ドル・円は119円26銭付近、119円以下に個人勢などのドル買いオーダー】

ドル・円は119円26銭付近で推移。日経平均株価の上昇は想定の範囲内との見方が多く、現時点で株高を意識した円売りは増えていないもよう。明日9日に発表される米12月雇用統計の内容を点検したいとの理由でリスク選好的なドル買いが大きく増えることはないとの声が聞かれているが、119円以下には個人勢などのドル買いオーダーが残されており、アジア市場でドル・円が119円を下回る可能性は低いとみられている。

■今後のポイント

・119円以下には個人勢などのドル買いオーダー
・株高は想定の範囲内との見方

9時33分時点のドル・円は119円26銭、ユーロ・円は141円26銭、ポンド・円は180円28銭、豪ドル・円は96円57銭で推移している。《KO》

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