注目銘柄ダイジェスト(前場):新日鉄住金、綜合臨床HD、ガンホーなど
2014年12月5日 11:32
*11:32JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):新日鉄住金、綜合臨床HD、ガンホーなど
新日鉄住金<5401>:318.2円(前日比-2.5円)
売り先行。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、目標株価は330円を据え置いている。鉄鉱石や原油の市況下落を背景に、鉄鋼業界全般で鋼材採算の改善やコスト安の恩恵が期待されるものの、同社は相対的に鉄鉱石権益やエネルギー関連鋼材のウェイトが高いため、メリットがほぼ相殺されると推測しているもよう。競合他社比で株価の割安感が小さくなることを格下げの背景と。
綜合臨床HD<2399>:540円(同+80円)
ストップ高。前日に発表した第1四半期の決算を好感、業績上振れ期待につながっているようだ。営業利益は2.9億円で前年同期比52%増益、上半期計画は3.6億円で同21%減益であり、82%の進捗率となっている。受託済み案件の順調な進捗が好業績の背景になっているようだ。前期業績が下方修正の着地となるなど、業績警戒感が強まりつつあっただけに、買い安心感が一気に台頭する状況へ。
ケーズHD<8282>:2971円(同+36円)
続伸。300億円のCB発行、並びに、自社株買いの実施を発表している。CBの転換価額は3670円、前日終値比でのアップ率は25.04%、潜在株式の比率は15%超となる。ただ、転換条項は厳しく、希薄化の顕在化リスクは低いと見られているようだ。一方、自己株式取得に関しては、自己株式を除く発行済株式総数の6.84%に当たる360万株が上限、立会外での取得とみられ、需給改善につながる可能性は低いものの、一株当たりの価値向上を評価する動きにつながっている。
大崎電気工業<6644>:821円(同+44円)
大幅続伸で年初来高値更新。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を700円から900円に引き上げている。上半期決算では主力顧客の関西電力向けスマートメーターなどをけん引役とした業績回復が確認されたが、下期以降は地方電力の導入もスタート、来期からはボリュームの大きい東京電力向けで納入シェア拡大も予想されるとみているもよう。スマートメーターは、国内で数量拡大が見込まれる数少ない分野として、株式市場での注目は継続すると考えているようだ。
NTN<6472>:551円(同-10円)
さえない。野村が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしており、弱材料視される状況になっている。野村では、株価の上昇を受けて割安感が低下したとの判断のようだ。また、建機や農機などの産業機械向け、欧州売上比率が高い補修向けの収益見通しを引き下げ、今期以降の業績予想をわずかに下方修正している。
中外炉工業<1964>:244円(同+28円)
急伸。いちよしではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも210円から350円に引き上げている。主要ユーザーである鉄鋼業界の設備投資が底入れ、足元の受注高は想定を上回るペースで拡大しており、業績回復ペースは加速化するとみているようだ。今期営業利益は会社予想1億円に対して5億円、来期は今期予想比3倍の15億円を見込んでいる。
ナ・デックス<7435>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。引け後に15.3期上期及び通期業績予想の上方修正を発表している。通期営業利益を11.5億円から16.0億円、同最終利益を8.0億円から11.0億円にそれぞれ予想を引き上げている。主要取引先である自動車関連企業の国内向け設備投資などが順調に推移していることが背景とのこと。本日の株価上限は883円だが、このまま行くと週明けに年初来高値931円の更新を試す展開をむかえよう。
フィンテック<8789>:249円(同+29円)
連日で大商いに。11月下旬から出来高が急増し右肩上がりの展開が続いている。同社は金融サービス事業の一環として「地域活性化プロジェクト」を手掛けていることから、政策関連銘柄の一角として関心が集まっているもよう。今後、自民党優勢の流れがより鮮明となれば短期資金を巻き込んだ一段高も期待できよう。
ガンホー<3765>:481円(同+39円)
切り返す。海外展開について10日に会見を実施すると伝わったことが材料視されているもよう。詳細に関しては不明だが、社長、現地パートナーも出席予定とのこと。足元の上値抵抗ラインである460円を出来高を伴い上抜いたことから、上げ幅を広げる可能性も。《KO》