注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱ケミカルHD、商船三井、ポーラオルHDなど

2014年12月1日 11:34


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱ケミカルHD、商船三井、ポーラオルHDなど

三菱ケミカルHD<4188>:630.8円(前日比+19.3円)
買い優勢で年初来高値更新。27日に業績上方修正を発表したが、大陽日酸<4091>の子会社化の影響として、好材料視する動きはこれまで限られていた。ただ、ここにきての原油市況の下落を受けて、化学セクターにはマージン改善などへの期待感も高まる状況となっているもよう。原油安メリットセクター物色の流れが化学セクターにも波及する流れか。

商船三井<9104>:378円(同+2円)
小幅高。引き続き、原油安メリットセクターとして原油市況の下落を手掛かり材料視する流れが続いている。一方、三菱UFJでは投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、上昇ペースが鈍化する流れにもなってきている。三菱UFJでは、ドライバルク運賃市況見通しを下方修正したほか、コンテナ運賃見通しも下方修正しているもよう。ほか、持分法適用関連会社の第一中央汽船<9132>の経営リスク拡大懸念も反映させたようだ。

ポーラオルHD<4927>:4450円(同+235円)
急伸。配当予想の大幅な引き上げが買い材料視される。12月期末配当金は、特別配当実施により、従来計画の47円から147円にまで大幅引き上げ。先週末終値をベースとすると、配当利回りは4.4%強になる計算。固定資産の譲渡を発表したことに伴い、調達するキャッシュを株主還元として充当するようだ。大和では、特別配当の大きさ以上に「ROE目標への強い意欲」を確認できたとしてポジティブと評価している。

日本エンタープライズ<4829>:518円(同-49円)
急落。前週末に業績予想の下方修正を発表している。15年5月期通期営業利益は従来予想の4.15億円から2.20億円、前期比34.3%減に下方修正へ。連結子会社の無料チャットアプリに対する積極的なプロモーションを進めることが減額修正の主因に。第1四半期(7-9月)営業利益は前年同期比11.9%減益であったため、業績の下振れはある程度警戒されていたと見られるが、新アプリへの期待感で足元の株価が上昇していたこともあり、短期的に失望売りが先行する形へ。

トリドール<3397>:1368円(同+70円)
大幅続伸。三菱UFJでは投資判断「バイ」を継続で、目標株価を1300円から2000円に引き上げている。業績予想を大幅に上方修正、今期営業利益は65億円から85億円に増額、会社計画72億円を上回る水準を予想している。株価は公募増資などで下落しているが、希薄化率10%に対し、留保金課税が外れることで当期利益は20%押し上げと、既存株主への配慮がみられると指摘。既存店好調による今期業績上振れや来期の海外黒字化はまだ株価に織り込まれていないと判断のもよう。

南海電鉄<9044>:552円(同-44円)
急落。先週末に公募増資などの実施を発表、株式価値の希薄化などを嫌気する動きが優勢になっている。公募で3965万株を発行するほか、自己株式売出で385万株、オーバーアロットメントによる売出650万株を実施する。自己株式を除いた発行済み株式数に占める比率は最大で9.6%程度になる。調達資金は借入金の返済に充てるもよう。

トリケミカル<4369>:655円(同-134円)
大幅続落。15年1月期の第3四半期(2-10月)決算を発表しており、営業損益は2.43億円の黒字(前年同期は0.16億円の赤字)となった。売上高が前年同期比18.0%増加したことに加え、経費削減や製造工程の見直し等が寄与した。なお、通期業績については営業利益が前期比約6.4倍の3.00億円とする従来予想を据え置いた。事前には通期予想の上方修正も期待されていたことから、失望売りが膨らんでいるもよう。

ACCESS<4813>:520円(同-51円)
急落。15年1月期業績予想を下方修正したことが嫌気されている。営業損益見通しを従来の3.00億円の黒字から9.00億円の赤字へと引き下げた。ソフトウェアの受託・ライセンスモデルを主とする事業の縮小が想定以上だったことや、新規事業に位置付けているストック型ビジネスの製品・サービスの開発、市場投入が遅れたことなどが要因としている。なお、第3四半期(2-10月)の営業損益は8.57億円の赤字(前年同期は5.29億円の黒字)となった。《KO》

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