概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、利下げ期待が高まっていることを支援材料

2014年12月1日 10:44


*10:44JST 概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、利下げ期待が高まっていることを支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 54664.36 -0.10%
28日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比56.96ポイント安(-0.10%)の54664.36で取引を終えた。55436.29まで上昇した後、54664.36まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは43、値下がりは27であった。

ブラジル中銀のトンビニ総裁が前日、為替介入プログラムについて「(投資家の需要に)十分応えた」と述べたことで、来年の継続の可能性は低いとの観測が引き続き売り材料になった。28日に発表されたブラジルの7-9月期GDPが前期比+0.1%となり、景気後退(リセッション)から脱却した。しかし、予想を下振れしたとして、買い材料にならなかったもよう。

【ロシア】MICEX指数 1533.68 +0.13%
28日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比1.99ポイント高(+0.13%)の1533.68で取引を終了した。MICEX指数構成銘柄では、値上がり21、値下がり28、変わらず1と売りが優勢。1518.50まで下落した後、一時1539.93まで上昇した。

石油輸出国機構(OPEC)の減産見送りを受けて原油価格が急落したことで、ロシア株は売りが先行した。しかしながら、年明けから始まる配当金支払いへの思惑から、買いが徐々に優勢になったとの見方。一方、通貨ルーブル安が一段と進んだことで(対ドルで一時49.9993レベルまで下落)、ドル建てのRTS指数は前日比3.20%の下落となった。

【インド】SENSEX指数 28693.99 +0.90%
28日のインドSENSEX指数は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比255.08ポイント高(+0.90%)の28693.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.11%(94.05ポイント)高の8588.25で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅を急速に拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。利下げ期待が高まっていることが支援材料。国内メディアはこのほど、アルン・ジェートリー財務相が、インド準備銀行(中央銀行)理事会の開催前日となる12月1日に準備銀のラグラム・ラジャン総裁に会う予定で、利下げを促す可能性が高いと報じた。原油価格の急落や10月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)がともに予想以上に鈍化したこと、7-9月期の成長率が前期から減速するとの予測が出ていることが背景にある。

【中国本土】上海総合指数 2682.83 +1.99%
28日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比52.35ポイント高(+1.99%)の2682.83ポイントと7日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年4カ月ぶりの高水準を切り上げている。

安寄り後に上昇する流れ。指数は直近の上昇が急ピッチなため、朝方は短期的な過熱感で売られる場面がみられたものの、徐々に買いが優勢になった。国内経済の過度な減速を回避するため、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの期待が大きい。指数は引けにかけて上げ幅を拡大している。《FA》

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