米国で「射撃者検出システム」の学校への導入が検討される
2014年11月17日 15:58
taraiok 曰く、 アメリカでは相次ぐ銃乱射や学校襲撃事件などへの対策として、銃を持った人間を感知するための「active shooter system(シューター検出システム)」の導入が検討されている。このシステムは米マサチューセッツ州マスーアンにある学校の一つに無償で導入され、デモンストレーションが行われたそうだ。
まず、アサルトライフルを持った侵入者の発砲音によりシステムが活性化される。その後、センサーにより侵入者が追尾され、警察にリアルタイムの位置情報が送信され、警察が侵入者を制圧するという仕組みであるという(boston.comの記事1、boston.comの記事2、Slashdot)。
このシステムは、敵の砲火の位置を検知するために開発された軍事用システムを元にしている。導入費用については取り付けるセンサーの数によって異なるが、10~20万ドルの範囲に収まるだろうとしている。マスーアン警察署長は、「射撃が行われてから場所などの情報が送られてくる時間が短い。このシステムがなければ、我々は学校で何が起こっているかを知るために貴重な時間が失われる可能性がある」としている。
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