塩野義製薬:15年3月期の純利益予想を55%減に下方修正、申告漏れの引当金138億円が影響

2014年10月20日 23:14

【10月20日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

 塩野義製薬(東1:4507)は20日、2015年3月期第2四半期の連結業績予想を修正し、純利益を前回予想の160億円から前期比55%減の95億円に引き下げた。9月12日に大阪国税局から約405億円の申告漏れを指摘されたことにともない、過年度法人税等を138億円引き当てたため、税金費用が大幅に増加する見込み。

 一方で、ロイヤリティー収入が過達したほか、研究開発費を含む販管費の見直しによって経費発生が予想より下回ったことから営業利益は前回予想185億円から225億円(前期比19%減)に、経常利益は同240億円から310億円(同13%増)に、それぞれ引き上げた。

 なお、売上高は前回予想の1300億円(同6%減)を据え置いた。(岡野学)【了】

関連記事

最新記事