■小中優の銘柄選定:業績進捗率の高い高ROE銘柄に注目
2014年10月15日 19:10
*19:10JST ■小中優の銘柄選定:業績進捗率の高い高ROE銘柄に注目
フィスコアナリストの小中優は、塩崎厚労相が社会保障審議会の年金部会に出席するなど、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革への思惑がくすぶっていることから、高ROE銘柄に引き続き注目しています。
小中は次のようにコメントしています。「GPIFは国内株式運用のベンチマークとしてJPX日経インデックス400(JPX400)などを採用しており、JPX400は銘柄選定にROEを用いている。また、ROEは投資を行う際の重要指標になりつつあり、JPX400に採用されていない銘柄でも投資対象として注目することができる。」
そこで、無料のスマートフォンアプリ「FISCO」を使用して、業績進捗率の高い高ROE銘柄をスクリーニングしてみます。
FISCOアプリの「スクリーニング」画面において、「ファンダメンタルズ」タブから、「指標」カテゴリで「ROE」を選択し、「15%~50%」と設定し、「今期予想」を選択します。また、「業績」カテゴリの「営業利益 進捗率」を選択し、「1Q/通期」の進捗率を「40%~100%」とします。
上記の条件でスクリーニングをしたところ、記事執筆時点(2014年10月15日)では、エス・エム・エス<2175>、平和<6412>、セイコーエプソン<6724>、サマンサJP<7829>などが抽出できました。小中によると、需給面を見極める必要はあるものの、GPIF思惑が高まりそうな材料が出た際には高ROE銘柄に関心が高まりやすい、とのことです。
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