ドバイ警察、Google Glassに独自の顔認識機能を実装へ
2014年10月8日 09:21
あるAnonymous Coward 曰く、 ドバイ警察が独自にGoogle Glass向けの顔認識ソフトウェアを開発したという。警察官らは近い将来、このソフトウェアを搭載したGoogle Glassを装着するようになるそうだ(Network World、Slashdot)。
このソフトウェアを導入することで、Google Glassで撮影した画像を用いてその場で顔認識を行えるようになるという。データベースには事件の容疑者などの顔が登録されているとのことで、撮影された画像とのマッチングが行われればGoogle Glassに通知が行くとのこと。当面は交通巡査を対象に配備されるとのことだが、将来的には刑事にも配備される予定だという。
ただしGoogleはGoogle Glassを使用した個人割出し行為を禁じており、顔認識や音声認識で個人を特定するアプリケーションはGoogle GlassのアプリケーションストアであるMyGlass storeへの登録を認めない方針をとっている。ドバイ警察の場合は独自に開発したカスタムソフトウェアであり、MyGlass storeを通じて配布するわけではないため、Googleの方針に反したとしても止めることはできないのではないかと見られている。
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