上値追いの展開にはなり難いか【クロージング】
2014年10月7日 16:17
*16:19JST 上値追いの展開にはなり難いか【クロージング】
7日の日経平均は反落となり、107.12円安の15783.83円(出来高概算21億1000万株)で取引を終えた。米国株安の流れを受けて売り先行で始まり、その後、日銀の黒田総裁の発言等をキッカケに、前引けにかけて切り返す流れをみせた。黒田総裁が参院予算委員会で、円安は全体としてプラスとの見解を示し、円相場は朝方の108円80銭レベルから、一時109円20銭近辺まで円安に振れている。日銀が2%物価目標「2年」で達成の修正を検討、との報道も伝えられるなか、追加緩和政策への期待感につながっている。
しかし、後場は金融政策決定会合の結果のほか、黒田総裁の会見内容を見極めたいとする模様眺めムードが次第に強まり、大引けにかけてはポジション調整による流れから、下げ幅を拡大。円相場についても、1ドル108円50銭辺りと円高に振れている。東証1部の騰落銘柄は、前引け段階では値上がり数が上回っていたが、大引けでは値下がりが1300を超え、全体の7割を占めている。規模別指数では大型株指数は小幅な下げだった、小型株指数は2ケタの下げに。
前場段階では黒田総裁の発言などが手掛かり材料になったが、結局は決定会合の結果や黒田総裁の記者会見を見極めたいとする流れとなった。特に、期待先行で短期資金が向かった中小型株などは大引けにかけて下げ幅を拡大させている銘柄が目立っている。
日経平均は25日線が上値抵抗として意識されており、これを明確に上放れてこないと、上値追いの展開にはなり難いとみられる。明日は黒田総裁の会見内容を受けた相場展開になろうが、米国では翌8日にFOMC議事録のほか、非鉄大手アルコアの決算を控えており、引き続き様子見姿勢につながる可能性がありそうだ。《KO》