【雑感】ダイエーとイオンの交換比率

2014年10月6日 07:51

【10月6日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

9月26日、ダイエーとイオンの交換比率について、山田さんが次のように書き込みをしました。

「ダイエーのPBR0.47に対して、イオンは0.82ぐらい。
これを時価で株式交換するわけだから、イオンが得る負暖簾償却益のうちかなりの部分はダイエーからの不当な収奪になる。
両者ともにPBRが1倍以下なら、PBR水準の調整が必要だと思います。
PBRを一致させた基準で交換するとか、多少ダイエーに不利な程度なら、納得できると思いますが・・・
せめて、イオンのPBRの8掛けとして、ダイエーPBRを0.65ぐらいに調整したうえで株式交換してほしいものですね。」

また、他の株主からも、交換比率0.115はおかしくないか、というメールが寄せられています。

山田さんの指摘にもありますように、純資産の比率からすると、ダイエーに不利です。
また、昨年7月25日、イオンは、ダイエーに対して公開買付を行っていますが、その価格は270円です。この公開買付の結果、イオンの持ち株比率は44%に上昇しています。
交換比率から推定されるダイエーの価値は、10月2日の終値で、1099×0.115=126円に過ぎません。

株式分割を考慮しても、まだまだ割安です。これは、株主は否決を目指すべきですね。

なお、可決された場合、買取請求をして、価格決定の申立てをすることができますが、みなし配当が課税されます。

ちなみに、私は今年の7月に100株買っています。私はまず否決を目指し、可決されたら買取請求をして、価格決定の申立てをする方向で考えています。【了】

山口三尊(やまぐち・みつたか)/1967年、東京都出身。私立麻布高校、中央大学法学部卒業。資格試験予備校講師の傍ら、カネボウ、レックスHD株をめぐる裁判で勝利。カネボウ個人株主の権利を守る会代表、アドバンテッジ被害者牛角会代表、東宝被害者の会、ローランド被害者の会代表。不動産鑑定士試験合格。サンスター、サイバード、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)、コージツを相手取った判例上も有名な株式取得価格決定申立事件で本人訴訟で勝訴。少数株主側のキャッシュアウト実務の第一人者。個人blogに「アドバンテッジ被害牛角株主のブログ」(http://blog.livedoor.jp/advantagehigai)より本人の許可を取った上で転載。

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