【シルバービジネス・高齢化社会関連特集】日本エム・ディ・エムに注目、人工関節については、今後の大幅な伸長が予想される

2014年9月24日 12:09

【特集】シルバービジネス・高齢化社会関連

■40年代までは、骨接合材、人工関節、脊椎固定器具のマーケット拡大が続く

 老齢化が進む中で、医療機器商社の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)に注目が集まっている。日本国内では65歳以上の高齢者人口は2040年代がピークといわれているため、40年代までは、骨接合材、人工関節、脊椎固定器具のマーケットは拡大が続くと予想されている。特に、人工関節については、今後の大幅な伸長が予想される。

 高齢化が進につれて、半月板、軟骨が消耗することで痛みを伴い、日常生活が困難になる変形性膝関節症に悩む患者数は、日本で約700万人といわれている。また、変形性股関節症で悩む患者数は、120万人から420万人といわれている。

 治療法には、温存療法と手術療法の2つがある。しかし、薬物投与、装具装着リハビリテーションなどの保存療法で治らない場合も多く、人工関節に置換する、手術療法に頼らざるを得ない場合もある。

 2012年の日本の人口と米国の人口を比べると、日本は1億2750万人、米国の人口は3億1390万人で、日本の2.5倍弱であるが、人工関節の市場規模は、日本の7.2倍という。それだけ、人工関節の手術に対するためらいが少なく、人生を楽しむことに積極的で、手術後、テニスや登山を楽しむ人が多くなっているという。

 日本エム・ディ・エムは、これまで骨接合材の商社として、ジョンソン&ジョンソン社の製品を日本で独占販売していたが、一昨年2012年6月で契約を終了して、現在は、自社製品、アライアンス製品に切り替えたことで、自社製品比率が高まり、利益率と共に業績も改善している。

 特に、米国子会社である人工関節のOrtho Development Corporationの製品売上は好調で、米国においては、年間30%増の売上を継続している。今期も、東部、西部地域で新規顧客の開拓が順調に進んでいる。中国市場に関しては、既に人工膝関節の認証を取得済みで、現在、代理店を絞り込んでいるところ。また、日本での薬事承認も順調であることから、国内での販売も伸びている。

 今期第1四半期は、大幅増収増益で黒字転換となったことから、第2四半期業績発表が待たれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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