【木村隆のマーケット&銘柄観察】ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは黒字体質定着を評価

2014年9月18日 13:01

  ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ <6090> (東マ)は出直りのタイミングに差し掛かっている。6月19日の高値2588円から整理に入っており、9月11日に安値1576円を示現、高値から3か月を経過。小回り3か月の経験則にならうなら、底入れのタイミングと言える。

  同社は製薬や食品等の民間企業、大学や公的研究機関からメタボローム解析試験を受託するメタボローム解析(メタボロミクス)技術を軸に事業を展開している。メタボロームとはアミノ酸や脂質、核酸などの代謝物質を網羅的に研究する分子生物学の一研究分野。

  メタボローム解析では、がん研究用解析プラン「C-SCOPE」の販売が、国内では製薬企業を中心に拡大しおり、営業体制強化のため、営業担当者の増員をはかる。

  今2015年3月期の第1四半期は売上げ9100万円(前年同期は未公表)、経常損失8800万円(同)となった。通期については売上げ7億8000万円(前期6億1000万円)、経常利益4100万円(同500万円)を見込んでいる。

  第1四半期の進捗は想定の範囲内だったとして6月の修正値を変更していない。売り上げ面では、メタボローム解析事業では、国内、米国の営業体制を強化し、積極的な販売活動を展開するとしている。バイオマーカー事業ではキット製品の開発を進める方針。損益面では、新エネルギー・産業技術総合開発機構のプロジェクトに同社の肝疾患診断キットの開発が採択され、研究開発費が増加するために、営業損益が前期よりも悪化するが、営業外収益の補助金収入がこれを上回ると想定している。

  黒字体質が定着しつつあり、株価的にもいつ前進があってもおかしくない。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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