押し目待ちに押し目なし、の心理状態にも/日経225・本日の想定レンジ
2014年9月18日 08:02
*08:06JST 押し目待ちに押し目なし、の心理状態にも
[本日の想定レンジ]
17日のNY市場は上昇。注目のFOMCでは大方の予想通り100億ドルの量的緩和縮小を決定したものの、声明文で実質ゼロ金利を維持する期間について「相当の期間」と前回と同様の文言が据え置かれたことが好感され、発表直後は一段高となった。ただし、翌日にスコットランドの独立を巡る住民投票を控えていることもあり、引けにかけてはやや上げ幅を縮小する展開となった。ダウ平均は24.88ドル高の17156.85、ナスダックは9.43ポイント高の4562.19。シカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の15980円。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行のスタートとなり、節目の16000円を捉えてくることになりそうだ。為替市場ではドル買いが強まり、円相場は1ドル108円台半ばまで円安が進んでいることも買い手掛かり材料になりそうだ。
ただし、スコットランドの独立住民投票が本日行われ、明日には結果が判明する。反対票が若干上回っていると報じられているが、結果を前に不透明感が高まりとやすい。そのため、買い一巡後は引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。
とはいえ、直近のもち合いレンジの下放れがやや警戒されていたが、これを拒否する上昇となり、押し目待ちに押し目なし、の心理状態にも。週足ベースのボリンジャーバンドの+2σは16040円辺りに位置している。もち合いレンジ下限レベルとなる15900-16040円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 16040円−下限 15900円《TM》