アバント Research Memo(6):安全性指標が大きく改善、営業利益率は過去最高水準を更新

2014年9月16日 18:25


*18:25JST アバント Research Memo(6):安全性指標が大きく改善、営業利益率は過去最高水準を更新

■決算動向

(2)財務状況と経営指標

2014年6月期末の総資産は、前期末比で751百万円増加の5,537百万円となった。主な変動要因は、現預金で561百万円、売上債権で113百万円の増加となった。一方、負債は前期末比170百万円増加の3,076百万円となった。有利子負債は189百万円減少したものの、賞与引当金(役員含む)が143百万円増加したほか、未払金・未払費用が73百万円、未払法人税等が46百万円、前受収益が80百万円それぞれ増加した。また、純資産は純利益の増加に伴い、前期末比581百万円増加の2,460百万円となった。

主要な財務指標を見ると、収益の拡大にともなっていずれも向上している様だ。ジールの子会社化などにより、2013年6月期に自己資本比率やD/Eレシオなど安全性指標が一時的に悪化したが、2014年6月期においてはいずれも大きく改善した。

一方、収益性に関してはROEで28.7%と東証1部上場平均の8%を大きく上回り、更に、営業利益率では13.1%と連結決算を開始した2010年6月期以降では過去最高水準を更新した。アバント<3836>は中期計画として営業利益率の目標を10%以上としてきたが、前期(2014年6月期)はこの水準を達成した。また、今後の目標としては償却前利益率で20%を設定しており、収益性を一段と高めて行く方針を示している。

さらに2013年6月期以降については、積極的な人材採用とジール社のグループ参画の結果、従業員数が急拡大して来ているにも拘わらず、1人当たり償却前営業利益の水準はむしろ向上しており、従業員数の拡大を図りながら、1人当たりの生産性向上に努めたことが、売上高の拡大と同時に収益性の向上をもたらしたと言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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