12日の米国株見通し:NYダウは上げ渋りか 米FOMC会合を翌週に控えて様子見ムードが強まりそう
2014年9月12日 18:56
*18:56JST 12日の米国株見通し:NYダウは上げ渋りか 米FOMC会合を翌週に控えて様子見ムードが強まりそう
12日のNYダウは上げ渋りか。11日のNY市場はまちまち。週間失業保険申請数が予想以上に増加したことが嫌気され、売りが先行。オバマ大統領が「イスラム国」への空爆を拡大すると発表したことや、対ロシア制裁強化が嫌気されたものの、引けにかけては緩やかに下げ幅を縮小する展開となった。ダウ平均は19.71ドル安の17049.00、ナスダックは5.28ポイント高の4591.81。
地政学的リスクへの懸念は残されており、NYダウの上値はやや重くなりそうだ。来週16-17日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。イエレンFRB議長の記者会見も予定されているため、様子見ムードが強まる可能性がある。アリババの上場を控えて、換金売りが増える可能性がある。一方、「iPhone6」などの人気化が期待されるなか、関連セクターへの見直しが意識されそうだ。
NYダウの目先的な下値目途は10日の安値である16974ドル近辺、上値目途は8月26日の高値である17153.80ドル近辺か。《FA》