きちり Research Memo(8):安全指標が改善、ROEは高水準で高い収益性を維持
2014年9月8日 18:17
*18:20JST きちり Research Memo(8):安全指標が改善、ROEは高水準で高い収益性を維持
■財務状況
きちり<3082>の2014年6月末の財務状況は下表のとおりで、主な増減要因は、売上増に伴う現預金の増加168百万円に対して、減価償却等による有形固定資産の減少119百万円があった。
また、負債は設備投資費用等の未払金の減少187百万円を主因に、前期末比212百万円減の1,466百万円となった。純資産は利益剰余金の増加245百万円を主因に、同247百万円増の1,602百万円となった。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す流動比率が100%を超え、自己資本比率やD/Eレシオなどいずれの指標も改善する格好となった。2014年6月期は新規出店など設備投資負担が一時的に減少したことが、改善要因につながったとみられる。一方、収益性に関しては、減益となったことで営業利益率、ROA、ROEとも低下したが、それでもROEは20%と高水準を維持しており、セクター平均と比較すると高収益性を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》