注目銘柄ダイジェスト(前場):セガサミーHD、日本通信、サイバーエージェントなど
2014年9月1日 11:33
*11:36JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):セガサミーHD、日本通信、サイバーエージェントなど
セガサミーHD<6460>:1827円(前日比-156円)
急落。先週末に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業損益は従来予想80億円の赤字から30億円の黒字に上方修正、パチンコ機販売の上振れ、並びに、原価低減による利益率の向上などが背景に。ただ、第1四半期は93億円の黒字であったことから、上半期の大幅な上振れは想定線でもあり、短期的な出尽くし感にもつながる格好のようだ。また、もともと今期は下期偏重型の計画であったため、通期予想が据え置かれていることで評価も高まりにくくなっているもよう。
日立造船<7004>:565円(同+55円)
急伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も540円から730円に引き上げている。主力の環境・プラント事業の好調な受注、収益改善を牽引役として、来期営業利益は大幅増益の確度が高まったと判断しているもよう。また、微生物で窒素を分解する技術を生かし、中国の汚水処理市場に本格参入するとの報道なども、追加の支援材料につながっている。
日本エンタープライズ<4829>:632円(同+100円)
ストップ高と急伸。スマホ向けゲームアプリ市場に本格参入と発表している。傘下のHighLabが8月22日より、「ひっぱれ!ネコPingプラネット」の事前登録受付を開始している。今後の収益寄与への期待感が先行へ。内線無料通話アプリ開発を受けて直近で株価が急騰、足元で調整一巡感が強まってきていたタイミングでもあり、リバウンド狙いの動きが優勢に。
日新製鋼<5413>:1042円(同-64円)
急落。公募による自己株式の処分を発表、オーバーアロットメントによる売出126.5万株を含めて、売出株数は最大で970万株となる。これは発行済み株式数に占める比率約9%にあたるもようだ。財務基盤の強化が資金調達の主目的となる。短期的な需給懸念をネガティブ視する動きが先行する格好に。
丹青社<9743>:775円(同+53円)
年初来高値を更新。先週末に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来予想の11.8億円から22.9億円に、通期では20億円から27億円に増額修正。年間配当金も10円から12円に引き上げへ。受注環境の改善に伴い採算を重視した受注活動などの施策が奏効している。第1四半期の段階で通期予想を上回る水準で業績上振れの可能性は高かったが、収益の高成長継続の確認をあらためて好材料視する動きが先行へ。
伊藤園<2593>:2393円(同-26円)
さえない。5-7月期営業利益は約20億円、前年同期比約6割減少したもようとの観測報道が伝わっている。梅雨明けの遅れや天候不順などを背景に、飲料販売が苦戦する格好になったようだ。さらに、消費増税の影響による競争激化懸念なども高まったもよう。上半期予想は下方修正される公算が大きく、一転して減益転落の可能性があるともされている。サンプル数は少ないものの、第1四半期の市場予想は50億円程度であった。
トリケミカル<4369>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期の営業利益見通しを1.5億円から3.0億円へと大幅に上方修正したことが好感されている。主要な販売先である半導体業界において、スマホ向けの需要が引き続き拡大を続けているほか、車載向けや産業用等に向けた需要も堅調であることが追い風に。なお、上期の営業利益は1.8億円となり、従来計画であった6000万円を大きく上回って着地した。
DMP<3652>:4780円(同-350円)
売り優勢。東証が、同社株の信用取引に関する臨時措置を発表したことが嫌気されている。東証は本日の売買分から、委託保証金率を90%以上(うち現金60%以上)としている。8月下旬までの急騰によって短期的な過熱感も残る中で、信用取引規制の一段強化を受けて利益確定売りが優勢に。なお、本日から信用取引規制が解除されたDWTI<4576>は大幅続伸へ。
日本通信<9424>:720円(同-22円)
売り先行。KDDI<9433>が、格安スマホ事業に参入すると発表したことがネガティブ材料視されているようだ。KDDIは回線を自社で持たずに通信サービスを提供する、仮想移動体通信事業者(MVNO)を子会社として設立する。KDDIの参入によって格安スマホサービス市場の拡大が見込まれるものの、同時に競争激化懸念などが意識される格好にも。
サイバーエージェント<4751>:3710円(同+150円)
買い先行。9月5日をもって、東証マザーズから東証1部へ市場変更すると発表したことが材料視されている。事業規模の拡大にあわせて、投資家の裾野を広げることなどが背景と。以前から伝わっていた内容でサプライズは乏しいものの、東証1部への市場変更に伴い、TOPIXに算入されるため、パッシブファンドからの資金流入期待が先行へ。《KO》