NEDOプロジェクトで、エネルギー消費・二酸化炭素排出量を6割以上削減するECMセメントを開発
2014年8月5日 19:12
新エネルギー・産業技術総合開発機構、鹿島建設、竹中工務店、デイ・シイ、日鉄住金高炉セメントの5団体から構成されるNEDOプロジェクトは5日、省エネルギーのセメント「ECMセメント」を開発したと発表した。
ECMとは、Energy(エネルギー)・CO2・Minimum(ミニマム)を意味する。ECMセメントは、産業副産物である高炉スラグを約6割から7割混合することで、セメントの製造に必要なエネルギー消費量を6割以上削減することに成功した。また、従来の高炉セメントよりも発熱が少なく、熱によるひび割れに対する抵抗性に優れているという。
さらに、実験的検討により、ECMセメントを基礎構造として、地盤改良や場所打ち鉄筋コンクリート(RC)杭に、また、地上躯体として、鋼管の内部にコンクリートを充填し、柱などに使用されるコンクリート充填鋼管(CFT)構造や高強度RC構造、大断面土木構造物に適用できることを確認したという。これらの検証により、コンクリート構造物のエネルギー原単位を従来よりも約3割から6割削減できることが明らかになったという。
これまで、高炉スラグを多く含有したセメントは、施工時の問題や品質上の課題があったという。そこで、ECMセメントの成分構成と粒度構成の研究したことでなどで、課題を解決した。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
関連記事
最新記事
- 過去最大規模の「Steam Next Fest」が開幕 注目作『Among Us』スピンオフなど約5,000本の体験版が無料配信
- AirPods Pro 3が169ドル(約2.7万円)に、Prime Day前に過去最安値と報道 さらに下がるかは不透明
- Microsoftらの新技術「Mirage」、GPUメモリを55分の1に削減しAI動画生成の「空間のズレ」を解決と主張
- Fable/Mythos停止後に囁かれるClaudeの「性能劣化」─安全対策が招く「アライメント税」の懸念
- AWSが第5世代の192コア自社開発CPU「Graviton5」を一般提供開始――エージェント型AIワークロードに最適化