日本トリム Research Memo(12):さい帯血バンク事業のステムセル研究所が通期で貢献する見込み

2014年7月16日 18:32


*18:35JST 日本トリム Research Memo(12):さい帯血バンク事業のステムセル研究所が通期で貢献する見込み
■2015年3月期連結決算予想

(2)医療関連事業

医療関連事業のセグメント売上高は前期比8.3%減の892百万円、遺伝子関連事業の売上高は150百万円と前期比75.8%の減少を見込む。減収理由は、検査キットの主要出荷先である臨床検査会社への4月以降の出荷をゼロと見込んだことが最も大きな要因となっている。さい帯血バンク事業のステムセル研究所は通期で貢献するため、売上高は前期比2.3倍の720百万円となる。

トリムジン社はワーファリンという抗凝血薬の患者ごとの応答性を調べられる遺伝子変異検査キットを販売しており、2012年秋口頃から供給が拡大し業績に貢献した。供給先検査会社が行う検査はサウスカロライナ州で保険適用が認められており、2013年にはニューヨーク州とカリフォルニア州でも保険適用が認められ、今後は、さらに供給が増えるものと見込まれていた。

ところが、今年4月に臨床検査会社の経営体制が変わり、今後の方針について協議していくとしているため、同社の業績予想においては保守的に見込んでいる。

今期については、トリムジンホールディングスの事業拡大のための人員増加に伴う人件費が拡大するほか、トリムジンホールディングスを日本で上場させる意向であることから、その準備費用や監査報酬等の発生を見込んでいる。

なお、医療関連事業では、電解水透析事業の売上高が前期実績比47.1%減の22百万円と予想している。当期も見込み先はあるものの、導入規模の予測が困難であり、予想数字は控え目に出している。しかし同事業は規模自体が小さいため、日本トリム<6788>全体の決算に及ぼす影響は微々たるものである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)《FA》

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