注目銘柄ダイジェスト(前場):イオン、九州電力、図書印刷など

2014年7月7日 11:33


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):イオン、九州電力、図書印刷など

イオン<8267>:1198円(前日比-56円)
急反落。先週末に決算を発表、第1四半期営業利益は225億円で前年同期比35%減益となった。市場予想は300億円を上回る水準であったため、ネガティブサプライズが強まる状況に。総合金融やサービス専門店は好調も、GMS、スーパーなどが赤字に転落、消費増税後の販促費用増加なども響いているようだ。足元の株価動向からは、ここまでの警戒感は強まっていなかった印象。先に7&iHD<3382>が順調な決算を発表しており、相対的なマイナスイメージも強まる格好に。

ファミリーマート<8028>:4510円(同+160円)
買い先行。伊藤忠<8001>が同社株式の買い増しを発表、保有比率は現在の31.7%から37%にまで高めるようだ。本日から3月末までに507万300株を市場で買い付けるとされている。当面の需給面の下支え要因につながるとの期待感が先行する形に。また、伊藤忠との一段の関係強化に伴い、商流・物流取引の抜本的見直し、海外展開・新規事業の取り組みなどが今後活発化していくといった見方にも。

九州電力<9508>:1253円(同+10円)
小幅高。原子力規制委員では、川内原発1、2号機の合格証明書に当たる「審査書案」を9日にも示す方針と報じられており、安心感が強まる格好になっている。ただ、もともとは今夏にも再稼働と見られていただけに、規定路線としてインパクトは限定的ではあるようだ。また、原発の再稼働に向けて電力会社10社が安全対策工事を実施したり、計画したりしている費用の総額が2兆2000億円に上ることが分かったとも伝わっている。同社は東京電力<9501>に次ぐ水準ともされており、短期的な費用負担増などが警戒される状況へ。

日本航空電子工業<6807>:2390円(同+42円)
年初来高値を更新。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1550円から3000円にまで引き上げている。第1四半期営業利益は、会社側の上期計画75億円に対して、52億円と大幅上振れでの進捗になると予想している。今後も、自動車向けコネクタでの電装化進展に加え、車載カメラ、レーダーなど向けの高速伝送製品が本格的に拡大していくと予想しているようだ。

図書印刷<7913>:529円(同+36円)
急伸で年初来高値を更新。リクルートHDが今年10月にも上場、時価総額は1兆円を上回り、今年最大の上場案件になる見込みと報じられている。時価総額に対するリクルート株の含み益が相対的に大きいと見られる同社は、関連銘柄としての位置づけが高く、あらためて関心が高まる格好になっているようだ。リクルート株を保有している印刷会社など総じて買い先行へ。

チノー<6850>:336円(同+79円)
急伸。特に新規の材料は観測されていないものの、燃料電池関連の出遅れとして短期資金の物色の矛先が向かっているものと観測される。同社は燃料電池評価試験装置を幅広く手掛けており、燃料電池車の普及に伴ってメリットの享受が期待できるといった見方に。化工機など関連銘柄が引き続き活況を続けている流れが支援に。

新星堂<7415>:257円(同+39円)
急伸。先週末に第1四半期決算を発表し、営業損益は5300万円の黒字、最終損益も2400万円の黒字転換となったことが材料視されている。二重コストの削減とノウハウの共有の目標に向けた施策などを推進したと。足元における業績改善が前向きに評価されているほか、株価が低位でもあり値幅取り狙いの短期資金も集中する格好に。

暁飯島<1997>:178円(同+35円)
大幅続伸。今期の営業利益見通しを2.4億円から3.3億円へ、最終利益見通しを1.3億円から2.0億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。売上高は計画をやや下回る見込みである一方、工事利益率が計画を上回る見込みであることを背景に、利益面については従来計画を上回るもよう。

免疫生物研究所<4570>:1199円(同+123円)
買い先行。先週末に、カイコに関する特集記事が掲載されたことが材料視されている。遺伝子工学を駆使し、光るなどの機能性を持つシルクが開発されたほか、化粧品や医薬品の原料をカイコに作らせる研究も進むと。同社については、遺伝子組み換えカイコが作るヒトコラーゲンを使った化粧品を発売したほか、インフルエンザワクチンの原料となるたんぱく質を作る遺伝子組み換えカイコの開発にも成功したと伝わっており関心が高まる格好に。《KO》

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