アールテック・ウエノ Research Memo(4):実質無借金で良好な財務状況を継続
2014年6月20日 19:39
*19:39JST アールテック・ウエノ Research Memo(4):実質無借金で良好な財務状況を継続
■業績動向
(2)財務状況
アールテック・ウエノ<4573>の2014年3月末の財務状況については表のとおりで、総資産は前期末比1,479百万円増加の11,399百万円となった。主な変動要因としては、流動資産で現預金が1,495百万円増と大きく増加している。これは利益増による増加に加えて、(独)科学技術振興機構から研究開発援助金401百万円を得たことによるものである。
これは同社が網膜色素変性治療薬として開発中の「ウノプロストン点眼液(UF-021)」が、同機構の研究成果最適支援プログラム(A-STEP)に2013年2月に採択されたことに伴うもので、2013年3月期にも246百万円の援助資金を得ており、合計で647百万円となっている。同支援プログラムは無利子で最長7年間、最大2,000百万円までの開発資金援助を行う制度で、開発プロジェクトが成功(商品化)した際には、売上高に応じて支援額の全額を返済していくことになる。不成功時には、支援額の10%を返済するスキームとなっている。同援助金は貸借対照表の長期借入金として計上されている。
負債は前期末比478百万円増加の2,207百万円となっているが、増加要因の大半はこの資金援助金の増加によるものとなっている。純資産は利益剰余金の増加に伴い、前期末比で1,000百万円増加の9,192百万円となっている。
この結果、経営指標では自己資本比率が82.3%から80.2%に低下しているが、利払いの発生しない長期借入金の増加によるものであり、実質無借金で良好な財務状況が続いていると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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