日本株見通し:ADRでソフトバンクが1%超の下落、ロボット関連にピーク感も
2014年6月17日 07:59
*08:02JST 日本株見通し:ADRでソフトバンクが1%超の下落、ロボット関連にピーク感も
17日の東京市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。週明け16日の米国市場は、予想を上回る経済指標が好感されて上昇したものの、イラク情勢への警戒感から上値も限られており、NYダウで5.27ドルの小幅な上昇だった。シカゴ日経225先物清算値は大証比20円高の14940円だった。
また、米国預託証券(ADR)ではソフトバンク<9984>が東証比較で1.0%超の下落となっており、日経平均への上値の重しとなる可能性がある。水準としては一目均衡表の雲上限(週足)での攻防となるため、売り仕掛け的な商いも意識されそうだ。指数インパクトの大きいソフトバンクが弱含みとなるようだと、個人投資家主体による売買にも影響を与えそうである。
そのほか、連日でロボット関連への物色が活発だが、荒い値動きのなかでややピーク感も感じられてきている。最高値更新が続いている菊池製作所<3444>は最近の上昇で株価が3倍超となり、節目の1万円に乗せた。本日は決算発表が予定されているが、2期連続営業損失が予想されるなか、これを織り込んでの強い動きをみせられるかが注目されるところ。さすがに一服となれば、他のロボット関連株への手控えにつながりそうである。
もっとも、好循環物色が続いているなか、他のテーマ株への資金シフトも意識されるところ。足元ではバイオ企業の材料が相次いでおり、調整が長期化していた関連株への見直しが強まりつつある。イラク情勢に加えてロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止しており、資源関連や再生エネルギー関連の材料株には資金が向かいやすい。
そのほか、16日の上海市場は続伸し、約2ヶ月ぶりの水準を回復してきている。機械や商社など、中国関連への見直しも意識されそうである。《TN》