米モメンタム株上昇の流れにやや安心感も/東京株オープニングコメント

2014年5月20日 07:48


*07:48JST 米モメンタム株上昇の流れにやや安心感も
 20日の東京市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。19日の米国市場はハイテクや小型株を買い戻す動きが強まり、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の14125円だった。この流れを引き継ぐ格好から、買い先行の展開になりそうである。

 米モメンタム株の買い戻しがみられたことによる安心感から、ソフトバンク<9984>のほか、新興市場の中小型株などには、短期筋のリバウンド狙いが意識されそうである。もっとも、225先物は19日のナイトセッションで一時13900円を付ける局面があった。19日の日経平均についても瞬間的に14000円を割り込む局面をみせたが、これで底打ちとなるかを見極める必要がありそうだ。

 また、日銀は20日から21日に金融政策決定会合を開く。消費増税後の日銀の景気判断が注目される。「緩やかな回復」との基調判断は据え置き、設備投資の判断を上方修正する方向で議論するとみられている。追加の金融緩和策は無いとの見方がコンセンサスではあるが、結果を受けた市場反応を見極めたいとする流れもあり、積極的な売買は手控えられそうである。《TN》

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