中国、空軍基地の護衛のためサルを徴用

2014年5月12日 08:00

あるAnonymous Coward 曰く、 中国軍が空軍基地の護衛のためサルを利用していると報じられている(The Washington Postslashdot)。

 サル達が目を光らせているのはバードストライクの原因となる基地内の渡り鳥。鳥がエンジンに入ると墜落の原因になり、航空機の安全を脅かす深刻な問題となる。今までカカシや網、爆竹、そして実弾射撃などで渡り鳥を追い払ってきたものの、効果は挙がらなかったという。また隊員が木に登って巣を撤去したりもしたが、またすぐに営巣されることも多かったそうだ。

 徴用されたサル達は、笛を合図に木を登り巣を破壊したり鳥達を追い払うよう訓練されており、すでに180個の巣を破壊しているという。これは1匹あたり1日6〜8個の巣を壊している計算だそうだ。

 なお、サルが配備された基地は北京の軍事区域にあるとしか明らかにされていない。

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