福岡県の中学校で一斉に昼寝をする「午睡の時間」が試験的に設定される

2014年4月23日 12:22

rm -fr 曰く、 福岡県筑前町の夜須中学校で、生徒の心身の成長と午後の授業への集中力を高めるため、「午睡」の時間、すなわち昼寝を一斉に行う時間が設けられた(NHKニュース夜須中学校サイトのお知らせ)。

 昨年に実施されたアンケートで生徒の3割以上が「睡眠が十分でない」と回答したことを踏まえ、毎週月曜と水曜、昼休み後の午後1時50分から10分間、全生徒と教職員が昼寝を行うという試み。夜須中学校校長の山口聖二氏は「昼食のあとの授業では集中力が続かず、どうしても眠くなる生徒がいた。この取り組みで5、6時間目の集中力を上げ学力を高めていきたい」とコメントした。

 福岡県内の高校では県立明善高校で9年前から同様の試みが行われているそうだが(明善高校ウェブサイト明善高校午睡のページ明善高校午睡データページ)、中学校では全国でも珍しいとのこと。なお、上記明善高校午睡データページによると、週1~3回の午睡により授業に集中でき成績も向上する、午睡は浅い眠りの方が効率的、横たわるより椅子に座り机に伏せて寝る姿勢がよい、無理に眠る必要はなく5分間閉眼して安静にするだけでも効果がある、また午睡によって夜の眠りも深くなる、といった調査結果が示されている。

 スラッシュドットのコメントを読む | 教育

 関連ストーリー:
厚生労働省が睡眠指針を改定 2014年03月27日
スペインの「シエスタ」が無くなるかもしれない 2013年10月29日
幼児には昼寝させた方が良いらしい、昼寝は効果的な学習に不可欠 2013年09月27日
昼寝は学力向上に効果あり(?)との調査結果 2005年09月01日

 

関連記事

最新記事