17日の中国本土市場概況:小反落、IPOの早期再開観測で上海市場は2100の大台割れ

2014年4月17日 17:02


*17:02JST 17日の中国本土市場概況:小反落、IPOの早期再開観測で上海市場は2100の大台割れ

17日の中国本土市場は小反落。上海総合指数は前日比6.24ポイント安(-0.30%)の2098.89、深セン成分指数は同17.43ポイント安(-0.23%)の7451.04で取引を終えた。買いが先行した後はマイナス圏に転落し、大引けまでこう着感の強い展開。上海総合指数は2100の大台を割り込んで引けた。

新規株式公開(IPO)の最終審査会となる「股票発行審核委員会(発審会)」が近く再開されるとの観測が需給懸念を強めた。また、成長率が妥当な範囲内で推移しているため、短期内に強力な景気対策を実施しないとの李首相の発言も圧迫材料。さらに、不動産価格の急落懸念が高まっていることもウエートの高い銀行や不動産関連の売り手掛かりとなった。

ただ、指数の下値は限定的。農業の発展を支援するため、政府が定めている条件を満たす県レベル以下の農業商業銀行の預金準備率を適切に引き下げる必要があるとの李克強首相の発言が、金融緩和期待を強めた。また、上海市場と台湾の相互株式取引が実現されるとの観測も資金の流入期待を高めた。

セクター別では、電気自動車(EV)向け充電関連銘柄が大幅高。4月24-26日に開催される上海交易会に参加する米電気自動車(EV)大手テスラモーターズが、中国滞在中に提携企業に会うとの報道が好感された。また、オンライン教育関連も急伸。今年の教育予算が拡大されたことや、オンライン教育を普及させるとの政府方針が支援材料となった。

一方、不動産市場の低迷が引き続き嫌気され、建材や不動産のほか、家電などもさえない展開となった。また、景気の減速圧力が引き続き存在するとの政府発言も電力や石炭などの売り材料となった。《KO》

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