ビューティ花壇 Research Memo(7):主力事業の伸びをブライダル事業や新規事業でカバーし年平均6.7%の増収

2014年4月9日 16:42


*16:42JST ビューティ花壇 Research Memo(7):主力事業の伸びをブライダル事業や新規事業でカバーし年平均6.7%の増収

■業績動向

(1)過去の業績推移

過去5期分の業績を振り返ると、売上高は主力の生花祭壇事業が緩やかな伸びにとどまる一方、ブライダル事業の伸長や、M&Aにより参入した新規事業(土木・建設事業、その他事業)による貢献により、年平均6.7%の増収を続けている。一方、営業利益率は、生花祭壇事業の単価下落や、足元では生花卸売事業の円安による仕入原価の高騰などを受けて、2010年6月期をピークに低下傾向にある。

なお、この期間のM&Aによる業績貢献としては、昇建設(土木・建設事業)が2012年1月から、システムハウス福知山(その他事業)が2012年4月から、花時(生花祭壇及び生花卸売事業)が2013年5月から連結対象となっている。

また、主力の生花祭壇事業の売上高は、受注件数の伸びが牽引している。しかし、葬儀関連業界の動きと同様に、受注単価は年々低下傾向にあることがうかがえる。

一方、同社<3041>の資本効率性を示す自己資本利益率(ROE)は14.2%(2013年6月期)。2013年6月期は、利益率に連動して低下したものの、依然として高い水準を維持できているのは、有利子負債を活用した財務レバレッジによるところが大きい。なお、デットエクイティレシオ(有利子負債残高/純資産)は約1.9倍であり、年々上昇している。

逆に、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は23.9%(2013年6月期)。有利子負債残高の増加とともに低下している。インタレスト・カバレッジ・レシオ(キャッシュフロー/利払い)は25.7倍であり、金利の支払い能力に懸念はないものの、同社が今後の成長戦略を実践していくためには、収益力の強化とともに、財務基盤の増強も課題としてあげられよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《FA》

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