自律反発狙いは中小型株などにシフト/ランチタイムコメント
2014年4月9日 11:59
*11:59JST 自律反発狙いは中小型株などにシフト
日経平均は大幅に続落。266.44円安の14340.44円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場はいったん下げ止まりをみせたが、前日の金融政策決定会合後の黒田総裁会見で追加緩和期待が後退したことが嫌気されたようだ。
米ネット関連の上昇や非鉄大手アルコアの予想を上回る決算を受けた時間外の上昇などを背景に、シカゴ日経225先物ほどは下げずに始まった。その後もソフトバンク<9984>が切り返すなか、寄り付き直後には14500円を回復する局面もみられた。しかし、戻りの鈍さが意識されるなか、前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開に。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の9割近くを占めている。セクターでは33業種すべてが下落。緩和期待が後退したことにより、不動産の下落率は4%を超えている。
急ピッチの下げに対する自律反発狙いの動きも一部ではみられるが、足元の下げで需給悪化が警戒されるなか、売り方の仕掛け的な動きも散見される。日経平均の下落率が1.82%、TOPIXが1.94%なのに対して、東証2部が0.85%、ジャスダックが0.79%、マザーズが0.15%の下げにとどまっている。そのため、個人主体の値幅取り狙いの資金などは、中小型株などにシフトしている状況のようだ。ただし、中小型株についても自律反発狙いと考えられるため、大引けにかけてのポジション調整的な流れには注視したいところ。
また、日経平均は前引けにかけて下げ幅を拡大し、結果的にはシカゴ先物の水準まで下げている。下げ一巡感が意識されやすいほか、直近安値水準にあと100円程度まで迫ってきており、押し目拾いを意識したスタンスになりそうである。(村瀬智一)《FA》