売り一巡後の自律反発の勢いは鈍そう/日経225・本日の想定レンジ
2014年4月9日 08:00
*08:00JST 売り一巡後の自律反発の勢いは鈍そう
[本日の想定レンジ]
8日のNY市場は上昇。昨日までの下落を受けて値頃感から買い戻しの動きが広がった。下落の大きかったハイテクなどに買いが広がる一方、今週から1-3月期決算発表シーズンに入るため、主要企業の業績を見極めたいとの思惑から上値も限られた。ダウ平均は10.27ドル高の16256.14、ナスダックは33.23ポイント高の4112.99。シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の14355円。
米国の下げはいったん止まった格好だが、昨日の黒田総裁会見によって追加緩和期待が後退。これを受けて為替市場では円が買われ、シカゴ先物は大幅に下げている。これにサヤ寄せする格好から、連日のギャップ・ダウンになろう。
昨日は25日線を割り込んでおり、ボリンジャーバンドでは-1σ辺りまでの調整は想定内である。ただ、-1σは14440円辺りに位置しており、シカゴ先物にサヤ寄せするようだと同水準を割り込む。14140円辺りに位置する-2σへの意識が強まらないためにも、-1σ水準での攻防を意識しておきたい。また、パラボリックのSAR値は14360円辺りまで上昇してきており、陰転シグナルを発生させてくる可能性もある。また、MACDについても陰転シグナルを発生させてくるため、売り一巡後の自律反発の勢いは鈍そうだ。14200-14500円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 14500円−下限 14200円《TM》