銀座にワールドクラスクオリティの商業施設が誕生

2014年4月6日 15:43

 銀座は今でもハイソな街として老若男女問わず人気だ。そして、また一つ銀座に名所ができる。今年11月にワールドクラスクオリティの商業施設が誕生する。

 J.フロント リテイリング株式会社、森ビル株式会社、L Real Estate、住友商事株式会社は2日、同日着工した『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』において、銀座エリア最大級となるワールドクラスクオリティの商業施設の計画および運営を、4社一体で推進していくことに合意したと発表した。商業施設の開業は、2016年11月を目指す。

 『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』は、東京都中央区銀座にある「松坂屋銀座店」跡地を含む街区(銀座六丁目10番)ならびに隣接する街区(銀座六丁目11番)の2つの街区で構成された約1.4haを一体的に整備する再開発事業。東京を代表する国際的な商業・業務・観光拠点を目指し、売場面積約4万6000m2(約1万3900坪)の商業施設や、基準階の1フロア貸室面積約6100m2(約1850坪)の大オフィス、文化・交流施設「観世能楽堂」などから構成される銀座エリア最大級の大規模複合施設を計画している。

 今回4社は、同施設内に誕生する商業エリアの施設計画および運営を、4社一体で推進していくことに合意した。今後、プロパティマネジメント会社の設立を予定しており、「Life At Its Best~最高に満たされた暮らし~」をコンセプトにした銀座エリア最大級となる商業空間を創り上げていく方針だ。

 この商業施設空間には、ラグジュアリーブランドをはじめ、ファッション、ライフスタイルはもとより、レストラン、カフェに至るまで、ハイクオリティ・ハイクラスを中心とした約250~300(想定)のテナントを誘致する。

 J.フロント リテイリングは小マーケティング、商品、サービス、環境、プロモーションなどのノウハウや、JFRグループ内のリソースを活かして、商業施設のプランニングを担当する。森ビルはコーディネーターとして、2つの街区の一体開発を担当する。L Real Estateはグローバルな不動産開発投資ファンドとして関わる。住友商事は晴海アイランド トリトンスクエアなどの再開発やテラスモー業施設の開発に加え、ビル事業や住宅事業といった国内外における多様な不動産事業の実績とノウハウを活用する。

 施設の建築デザインは、世界的な建築家である谷口吉生氏が意匠統括、また、実施設計は、銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同体(鹿島建設株式会社、谷口建築設計研究所)が行う。(編集担当:慶尾六郎)

関連記事

最新記事