横山健が残してきたもうひとつの“叫び”を書籍化
2014年4月2日 12:19

「自分を信じないで、誰のための人生なんだ――」。バンド Ken Yokoyamaのフロントマン、自主レーベル PIZZA OF DEATH RECORDS社長、そして再始動したHi-STANDARDのギタリストとして日本のロックシーンを牽引し続ける横山健の著書『横山健 随感随筆編』が、5月15日に発売される。
本書は、ネットが今ほど普及する前の2002年からPIZZA OF DEATH RECORDSのオフィシャルウェブサイト内で書き続けている『横山健の別に危なくないコラム』より、“発信者として”、“親として、家族として”、“ミュージシャンとして、ギタリストとして”、“日本人として”という4つのテーマに沿って選定し編成。さらに、特別書き下ろしとして、“なぜ、自分の考えを活字という形で表現するのか”について語った「イントロ」、そして自身の思いを読者へ手紙形式で綴った「横山健からの手紙」も掲載している。
昨年11月にはドキュメント映画『横山健 -疾風勁草編-』が上映され(約3万人を動員)、自身の半生について語ったが、『随感随筆』(※思うまま感じるままに書き付けること)と題したこの本には文字どおり横山健という1人のロックンローラーが、その時その時に何を感じたか、どのような葛藤を抱えていたか、どんな肚の括り方をしてきたか。文字として表現せずにはいられなかった、彼のもうひとつの“叫び”が記されている。
◎書籍『横山健 随感随筆編』 2014/05/15 RELEASE 1,500円 [第1章 発信者として] 便利さと引き換えに 男と女 音楽と根性 自分の人生の価値観をどこに見出すか…ほか
[第2章 親として、家族として] 親バカじゃない親は親じゃない、ただのバカだ 誰かがオレの家族に手をかけたら、 全力でそいつを殺す 世の中の残酷さを知らなきゃ渡っていけない 兄の死…ほか
[第3章 ミュージシャンとして、ギタリストとして] ギターは人に教わるもんじゃない ロックを体に浴びて、行儀良く観ていられるか? ビートを繋ぎ続けろ バンドマンの時を跨いだロマン…ほか
[第4章 日本人として] 日本人としての精神性 Ken Bandとの震災後 日の丸 愛されることを恐れない…ほか