4-6月期相場の注目点:ファンダメンタルズへの回帰
2014年4月1日 09:40
*09:40JST 4-6月期相場の注目点:ファンダメンタルズへの回帰
4-6月相場の第一のポイントは「ファンダメンタルズへの回帰」と考えられる。全体として、経済成長に見合った巡航スピードの上昇が見込まれる一方、質的変化に対応した銘柄選別の展開が想定される。背景として、米国のテーパリング進行に伴う金融緩和の強弱感があり、年金資金などの長期性資金の流入度合いが課題になると見られるため。新興国の量的拡大に依存した経済から、成長政策などのバックアップを受けた先進国企業主導の展開に入っていると位置づけられる。
日本株では、通常4月後半辺りから始まる公的資金の新年度運用が支えになると思われる。リスク資産のウェイト拡大議論の中で、株式ウェイトの拡大が決着付いた訳ではないが、ニューマネー投入時期の動きが注目される。一方、1-3月は厚生年金基金の代行返上売りが静かな話題だった。中小の基金の解散発表が相次ぎ(4月1日施行の改正厚生年金保険法により、財政状況の悪い基金に解散を促す。
対象534基金のうち1/3の195基金が解散や代行返上に向けて動いたとされる)、株式市場では信託銀行部門の売り越しが3週連続、累計2444億円の売り越しとなった。売却総額は3兆円ほど、数年に渡って売却される見通しだが、時間が経てば売却資金はニューマネーともなる。インデックス運用に流れるかどうかが注目点。また、消費増税後の経済情勢次第で、5月頃に日銀の追加緩和が注目される。本田内閣参与などは「債券買い入れ増額より、株式ETFなどの購入枠拡大が有力」との見方を示している。《MK》