今日の為替市場ポイント:欧米諸国とロシアの対立激化懸念
2014年3月19日 08:31
*08:32JST 今日の為替市場ポイント:欧米諸国とロシアの対立激化懸念
昨日18日のドル・円相場は、東京市場では101円94銭から101円53銭で軟調推移。欧米市場では一時101円28銭まで下落し、101円44銭で取引を終えた。
本日19日のドル・円は101円台で推移か。ロシア政府がクリミア自治共和国をロシアに編入することが決定的となり、欧米諸国とロシアの対立激化が懸念されている。ただし、18日の欧米諸国の株式相場は総じて上昇しており、金先物は下落した。リスク回避的な動きが急速に広がる状況ではないとみられており、ドル・円は101円台前半で下げ渋る可能性がある。
ロシアのプーチン大統領は18日、ウクライナ南部のクリミア自治共和国をロシアに編入する条約に署名した。プーチン大統領は18日に行われた議会演説でウクライナの他の地域を占領する考えはないとの見方を示した。プーチン大統領の発言を意識して欧米諸国の株式相場は上昇した。
しかしながら、ウクライナと欧米諸国はロシア側の対応に強く反発しており、ロシアに対する制裁を強化することを検討するもようだ。来週中に緊急の主要7カ国(G7)会議を開き、対応を協議することになった。
対ロ制裁が強化されても、ロシアがクリミア編入を断念する可能性はまずないとみられているが、制裁措置の内容次第では金融市場が大きく混乱する可能性がある。ロシアと欧米諸国の対立は当面継続し、金融市場の不確実性が再び高まる可能性は残されている。《KO》