米国の大手銀行であらためて大量首切りも、トレーディング業務の低迷で
2014年3月12日 08:38
*08:38JST 米国の大手銀行であらためて大量首切りも、トレーディング業務の低迷で
米国の大手銀行があらためて大量の人員削減に乗り出す可能性が浮上している。
背景には2000年以降、銀行の収益の柱となっていたトレーディング業務の不調がある。この業務は債券や外国為替、商品などを扱うが、すでにJPモルガン・チェースとシティグループは今年1-3月期(第1四半期)のトレーディング収入が2ケタ台の減少になるとの見通しを発表済み。
モルガン・スタンレーとクレディ・スイスの試算によると、米国の大手10行のトレーディング収入は合計で248億ドルとなり、世界金融危機からのリバウンドで市場が潤った2009年第1四半期を40%以上下回るという。
予想以上に悪い市況が銀行の収入を直撃しており、世界的にまだらなマクロ経済、金利の先行き不透明感、リスクテイクの妨げとなる各種規制、ウクライナ情勢の緊迫化などが悪者視されている。《RS》