【飛び乗り飛び降りコーナー】IHIは『なでしこ銘柄』、高値奪回も
2014年3月5日 09:21
IHI<7013>(東1)は、3月4日(火)、15円高(+3.28%)の473円と3営業日ぶりに反発している。経済産業省と東京証券取引所は3日、女性活用を業績向上につなげている「なでしこ銘柄」を発表。4日付の日本経済新聞朝刊は「東証1部1750社から女性管理職比率の情報公開や直近3年の自己資本利益率(ROE)が業種平均を上回っていることを条件に選んだ」と伝えている。政府も企業の取り組みを後押しする考えとしており、新たに選定された同社株を見直す可能性があり、短期的に注目したい。
足元の業績、2014年3月期第3四半期決算は、航空・宇宙・防衛が牽引、資源・エネルギー・環境や社会基盤・海洋、産業システム・汎用機械も順調で、売上高が8715億3300万円(前年同期比0.4%増)、営業利益が同341億2100万円(同39.3%増)、経常利益が452億7100万円(同86.8%増)、純利益が313億1700万円(同74.1%増)と大幅増益着地で好調。
株価は、1月20日につけた昨年来の高値516円から2月4日安値425円、3月3日安値447円と売り直されて目先の下値を確認し、出直る動きを強めつつある。週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、上昇トレンドを堅持している。日足一目均衡表の雲の上限を突破できれば、高値奪回も視野に入ることから、短期的に注目されよう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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