前場に注目すべき3つのポイント~ウクライナ情勢緊迫で慎重姿勢が強まりやすい

2014年3月3日 08:20


*08:20JST 前場に注目すべき3つのポイント~ウクライナ情勢緊迫で慎重姿勢が強まりやすい

3月3日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ウクライナ情勢緊迫で不安定な相場展開に
■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の売り越し
■前場の注目材料:ウクライナ情勢緊迫で為替はリスク回避の円高、慎重姿勢が強まりやすい

■ウクライナ情勢緊迫で不安定な相場展開に

☆日経225想定レンジ:上限14950円-下限14750円

3日の東京市場は不安定な相場展開になりそうだ。先週末の米国市場は2月のシカゴ購買部協会指数やミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったことが好感されたものの、ウクライナ情勢への警戒から急速に上げ幅を縮小する展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大証比60円高の14920円だったが、ウクライナに対するロシア軍投入の動きを受け、慎重姿勢を余儀なくされよう。

また、為替市場では、相対的に安全な資産とされる円が買われやすいとの見方が広がろう。ウクライナ情勢が深刻になれば、このところ落ち着きを取り戻していた新興国通貨の相場を再び不安定にさせる懸念もある。円相場は朝方に101円30銭辺りまで円高に振れており、円相場を睨みながらの相場展開になりそうだ。

さらに今週は、米国では5日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されるほか、7日に2月の米雇用統計が発表される。事前予想は、非農業部門雇用者数が15万人増(1月は11万3000人増)となる。また、5日に中国・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。これらを見極めたいとの様子見ムードも強まりやすいだろう。

物色としては名実ともに3月相場入りとなったこともあり、NISA需要などから引き続き配当志向の物色が強まりやすい。また、3月期末が近づくにつれて、借株の返却に伴うショートカバーといった期末特有の動きなども次第に意識されやすく、売り込まれていた銘柄などには関心が向かいやすいだろう。短期的にはウクライナの緊迫を受けて防衛関連のほか、ビットコイン問題を受けてセキュリティ関連などに値幅取り狙いの動きがありそうだ。

■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1630万株、買い1580万株、差し引き50万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

2月24日(月):660万株の買い越し
2月25日(火):580万株の買い越し
2月26日(水):100万株の売り越し
2月27日(木):490万株の買い越し
2月28日(金):650万株の買い越し

■前場の注目材料

・ウクライナ情勢緊迫で為替はリスク回避の円高、慎重姿勢が強まりやすい
・防衛関連など材料株の動向に注目、値動きの軽い銘柄での短期値幅取りが継続へ
・公的年金、インフラ投資5年で最大2800億円

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 10-12月期法人企業統計調査
10:10 デジタルカメラ出荷実績(1月、カメラ映像機器工業会)
11:00 菅官房長官、定例記者会見

<海外>

08:30 豪・2月TDセキュリティーズインフレ指標(1月:前年比+2.5%)
10:00 中国・2月非製造業PMI(1月:53.4)
10:45 中国・2月HSBC製造業PMI改定値(予想:48.5、速報値:48.3、1月:49.5)《KO》

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