ソフトバンクを睨みながらの相場展開/ランチタイムコメント

2014年2月6日 12:00


*12:00JST ソフトバンクを睨みながらの相場展開
 日経平均は小幅に続伸。42.29円高の14222.67円(出来高概算13億1000万株)で前場の取引を終えた。為替相場の落ち着きもあり、朝方は前日のリバウンドの流れが持続し、日経平均は寄り付き直後に14300円を回復する局面をみせた。しかし、週末の米雇用統計のほか、春節明けの上海市場の動向を見極めたいとの模様眺めムードも強く、買い一巡後はこう着感の強い相場展開に。さらに上値の重さが次第に嫌気されるなか、一時14164.95円と下げに転じる局面もみられた。ただ、前引けにかけては日銀の岩田副総裁の発言などが伝わると、再びプラスレンジを回復していた。
 指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>が日経平均をけん引。構成銘柄の過半数が下げている状況であり、この2銘柄が日経平均を左右している格好である。セクターではパルプ紙、情報通信、卸売、精密機器、保険などが堅調。一方で、海運、その他製品、ゴム製品、医薬品、銀行などが冴えない。
 ソフトバンク<9984>が一時7318円まで上昇した後に7130円まで失速、前引けにかけて再び切り返すなど、強弱感が対立。これに先物市場なども影響を受けているように映る。後場も引き続き同社を睨みながらの相場展開となろう。
 米景気の先行き不安や雇用統計の結果、春節明けの上海の動向や新興国通貨の行方など、警戒感は根強い。しかし、ソフトバンクが強含みで推移するようだと、日経平均の底堅さが意識されることになり、目先筋のショートカバーを誘う展開もありそうだ。ただし、全体としては押し目買いによるリバウンド狙いとみられ、大引けにかけてのポジション調整には注意したい。(村瀬智一)《FA》

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