概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は理財商品のデフォルト回避など受けて反発

2014年1月29日 09:56


*09:56JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は理財商品のデフォルト回避など受けて反発
【ブラジル】ボベスパ指数 47840.93 +0.29%
昨日28日のブラジル市場は4営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比139.88ポイント高(+0.29%)の47840.93で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは42、値下がり26、変わらず4と買いが優勢。資本財や石油・ガスを除くすべてのセクターが買われ、中でも素材や公益に買いが集中した。

終始プラス圏で推移し、引けにかけて上げ幅を徐々に縮小させた。新興国通貨の連鎖安懸念がいったん後退したことが投資家の不安心理を和らげた。ブラジル市場の取引開始前にはインド準備銀行(中央銀行)が市場予想に反して利上げに踏み切った。また、トルコ中央銀行も日本時間29日早朝、大幅な利上げを決定。新興国不安の後退や鉄鉱石の国際価格上昇を受け、ヴァーレ(VALE3)など資源セクターに買い戻しが広がった。

【ロシア】MICEX指数 1469.57 -0.59%
28日のロシア市場は5営業日続落。主要指標のMICEX指数は前日比8.66ポイント安(-0.59%)の1469.57で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは19、値下がり30、変わらず1と売りが優勢となった。

後半に買い戻されたが、終盤に再びマイナス圏に転落した。通貨ルーブルが対米ドルで続落したことが輸入インフレ懸念を強めた。ルーブルの対米ドル為替レートはこの日に約5年ぶりの低水準をマーク。また、28-29日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産買い入れ額が月当たり750億米ドル(約7兆7250億円)から10億米ドル減らされるとの観測もロシアからの資金引き揚げ懸念を強めた。

【インド】SENSEX指数 20683.51 -0.12%
28日のインドSENSEX指数は3営業日続落。朝方はしっかりと推移。新興国不安を受けた投資家のリスク回避姿勢が一歩後退する中、前日の急落を受けた反動から買い戻しが優勢になった。ただ、日本時間午後2時30分ごろに発表されたインド準備銀行(中央銀行)の会合結果では、据え置き予想に反して政策金利が年8.00%に引き上げられた。これを受けて株価指数は一時的にマイナス圏まで急落。その後はいったん買い戻されたが、日中高値圏まで値を戻すには力不足だった。

【中国本土】上海総合指数 2038.51 +0.26%
28日の上海総合指数は反発。中国工商銀行が販売した一部の理財商品(高利回り金融商品)のデフォルト回避が投資家の不安心理を後退させた。また、中国人民銀行(中央銀行)がこの日も1500億元(約2兆5500億円)の資金供給オペを実施したことが流動性懸念を緩和させた。ただ、不安定な外部環境は警戒材料。また、28-29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるほか、31日から旧正月連休に入るため、積極的な買いが手控えられた。《FA》

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