28日の香港市場概況:小幅に3日続落、FOMCや旧正月前でこう着感の強い相場展開に

2014年1月28日 17:33


*17:34JST 28日の香港市場概況:小幅に3日続落、FOMCや旧正月前でこう着感の強い相場展開に

28日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小幅に3営業日続落となり、前日比15.46ポイント安(-0.07%)の21960.64で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同28.61ポイント安(-0.29%)の9763.97、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同3.19ポイント高(+0.08%)の4222.80だった。

ハンセン指数は強弱材料が交錯する中、こう着感の強い相場展開に。22000台を回復する場面もあったが、この水準では上値の重さも目立った。新興国通貨の急落など金融市場混乱への懸念が持続する一方、中国の「理財商品(高利回り金融商品)」を巡る不安や流動性懸念の後退が一定の下支えとなった。また、28-29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるほか、31日から旧正月連休に入るとあって、様子見ムードも強まった。

中誠信託が発行し、中国工商銀行(01398/HK)が販売した理財商品について、前日夜にはひとまずデフォルトを回避できたことが明らかとなった。中誠信託は元本を今月31日の期日までに投資家に支払うことで合意したもよう。また、中国人民銀行(中央銀行)はこの日の定例オペでリバースレポ取引を実施し、1500億元を市場に供給した。

ハンセン指数の構成銘柄では、中国人寿保険(02628/HK)が2.06%下落。2013年12月通期決算で大幅増益となる見通しを発表したものの、10-12月期では減益となる計算で、これを嫌気した売りが優勢となった。FOMCを控え、恒隆地産(00101/HK)など香港系不動産セクターの一角も軟調だった。

半面、IT・ネット関連やカジノ銘柄など、昨年の好調銘柄に再び買い戻しが入った。レノボ(00992/HK)が5.86%高、テンセント(00700/HK)が2.78%高で引けた。このほか、中国工商銀行は総じて堅調に推移していたが、大引けにかけて上げ幅を縮め、結局変わらずでこの日の取引を終えた。

その他の個別銘柄では、この日メインボードに新規上場した老恒和醸造(02226/HK)が好調な滑り出しに。初日終値は公開価格比15.66%高の8.27HKドルだった。また、キングソフト(03888/HK)が5.32%上昇。同社は、セキュリティソフトウエア事業を米国市場に分離上場させる計画を明らかにしている。《KO》

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